+αな人

後藤 陽 氏

世界に羽ばたく医療者を応援したい

氏名 後藤 陽, Yo Goto, RN
年齢 33歳
現在の職業 医療英語が学べるオンライン英会話スクールの経営者
現在の勤務先 株式会社メドトーク 代表取締役
出身大学・学部 聖路加看護大学大学院中退
臨床専門分野 6年
+αの道に入った後の臨床経験年数 ○○年
+αの道に入った際の年齢 32歳
+αの道の種類 起業、経営、国際協力、国際開発
後藤 陽

何故+αを選んだのか

【メドトークとは? 】
メドトーク/ MedTalkは、医療英語に特化した日本で唯一のオンライン英会話スクールです。講師には、英会話講師経験があり、且つ臨床経験のあるフィリピン人看護師を採用しています。また、無料通話ソフト「スカイプ」を使用していますので、場所を選ばず、お好きな時間にマンツーマンレッスンが低価格で受講可能です。受講生のほとんどが医師と看護師ですが、薬剤師やソーシャルワーカー、臨床検査技師、医療事務の方々も少数ながら学ばれています。
受講生の目的は、アメリカ医学留学への準備や、国際学会での発表の練習、日本での外国人患者への対応、国際医療協力等です。忙しい医療従事者の方のために、実践的な英会話が効率よく学習できるようサービスを提供しています。
【起業のきっかけ】
私自身、フィリピン人看護師の友人との英会話レッスンを通じ、広い範囲の医療英語と英会話力を短期間で飛躍的に伸ばすことができたことがきっかけです。聖路加の院生時代に国際看護学を専攻しており、国際保健について英語で話さなければならないことが多々ありました。もともとそれほど英語が得意でなかった私は、必要な医療英語習得と英会話力向上のため、フィリピン人看護師の友人に英会話の教えを乞いました。
この経験から、多忙を極める医療従事者に、効率良く医学英語を用いた英会話を学ぶ環境を届けることができれば、海外で活躍する日本人医療従事者が増え、日本の医療の素晴らしい面が世界に伝わるのではないか、ひいては、受講生が日本の医療をより良いものに変えていく原動力になるのではないかと考え、起業に至りました。

どのようにして+α道に入ったのか

【フィリピン人看護師の優秀さを知ったこと】
フィリピン人看護師との出会いは、英語語学留学に行った南フィリピン大学、セブシティでした。その中で、多くの看護学生や教授陣と話をする中で、フィリピンの看護教育は、決して欧米諸国に劣らないものであることを知りました。彼らのほとんどが、アメリカ等英語圏で看護師として働くことを希望しています。しかし、現実には非常に厳しい道のりで、多くの看護師が失業中であったり、医療とは関わりのない欧米企業のコールセンター業務についていることを知りました。
高い医療知識を有するのに、全く関係のない仕事をせざるを得ないフィリピン人看護師の状況を率直にもったいないと思いました。このことも起業のきっかけの1つになりました。
起業当初、大変だったことは、フィリピン人講師の仕事に対する意識を変えることです。フィリピン人は、陽気で明るくサービス精神も旺盛なのですが、時にフレンドリー過ぎて、生徒とのフリートークを楽しむだけで、授業に高い価値を付与するまでには至らず、プロフェッショナルとしての意識に欠けていることがありました。
私は、講師たちに、自分のもつ能力、知識を活かして仕事をしていることや、日本人医療者の夢や目的の実現に大いに役立っていることに、誇りをもって働いてもらいたいと考えています。このことを繰り返し説明してきたことで、今では、日本人医療者に英会話を教えることをとても楽しみにしています。

プラスαの道はどうであったか、何を学んだか

サービスを提供し始めてから7カ月が経ちましたが、まだまだメドトークは始まったばかりです。特に最近、様々な業種の方とお話しする機会があり、今後のメドトークについて大変示唆に富む助言を頂いております。このような素敵な出会いは、とても貴重であり私にとって大きな学びとなっています。今後は、私も出会えて良かったなと思われる人物になれるといいなと思います。

現職に+αはどう生きているか、または現職が+αそのものの場合は、臨床経験が現在どう生きているか

私は、看護師とは、単に医療行為ができる人材とは、思っていません。看護師は、患者の身体的な面を看るだけではなく、精神的、社会的な面からも複眼的に観察します。さらにそれらの情報をアセスメントし、患者をより良い未来へと導くプランを立て、実際にケアを実施します。これは、私なりの言葉で言い換えると「患者の未来をマネージメントすること」だと考えています。
私は、病棟勤務を通じこれらのことを学び、同時にこの能力は、病院勤務以外の分野でも十分活かせると考えており、現在の事業のマネージメントに活かしています。

今後どのようにキャリアを形成していくか

今後は、医療系の大学、専門学校の英語授業に参加していきたいと考えています。すでに、いくつかの日本の大学がオンライン英会話スクールと提携し、学生が実践的な英会話力を身につけるのを後押ししています。メドトークも単に、疾患名や臓器の英単語を覚える授業ではなく、実践の場で「使える英語を身につけるための授業」を提案していきます。

ブログ・ホームページなど

メドトーク/ MedTalk ホームページ http://www.medtalk.asia
医療法人 医療系学校法人様向けご案内ページ http://medtalk.wix.com/hojin-medtalk

著書など

開発メディアganas http://dev-media.blogspot.jp/2013/02/blog-post_5.html

新着記事

相互リンク

おすすめサイト